解錠の能力を持つ“僕”は、その能力を使って近所の空き部屋に潜り込むことを繰り返していた。するとある日、空き部屋で時間を潰していたところに紫苑と名乗るクラスメイトがやって来て…?全編を通して無駄のな…続きを読む
火を放つシーンにそそられた、というと人は顔をしかめるだろうか。第一の放火シーン、主人公と同調したからか、息をつめて文字を追い、頭の中で組み上げられた画を見た。確かに見えたと思うし、もしかしたら異臭…続きを読む
どうしようもない、どうしようとも思わない、どうにもならない、どうにもなれないものがあってでも何も無くても時は流れるし状況は勝手に変わるしどうにかなるしどうにもならない登場人物それぞれの生き方があ…続きを読む
文庫本ほどの文字数があるとのことだが、文庫本とはこんなに短いのかと錯覚する小説だった。とにかく手が止まらない。そして感情を揺さぶる。ドロドロの闇を描く内容にも関わらず、シンプルな文体とシニカ…続きを読む
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