たとえ世界を敵にしても

序盤の緩やか流れから、クライマックスに至るまでシリアスとコメディが同居しています。それでいて、全く違和感がない。
最終的に、源流にたどり着くあたりは、一種の川のぼりを思わせてくれます。大きく広げた河口から、やがて物語は収束し、色んな支流も合流して、源流をさかのぼっていく。
ネタバレになるから書けませんが、魔女を題材にしていることから、社会の矛盾や、大衆心理までわかりやすく書かれています。
喜劇王の台詞を思わせるような世界感を陰陽思想とマッチさせたところはうなりました。
たとえ世界を敵にしても……。
この後に続く言葉は、あなた自身で確かめてください。
男なら、読めば全てが分かるはず。
女なら、読めば全てを悟るはず。
源泉にたどり着いたかと思いきや、そこから違う世界にどうやら行きそうです。
今後どのような物語が描かれるのか、一緒にみてみませんか?