子猫のように甘やかせないは誠実だからか。それともー

主人公の優しさと観察眼が率直に描かれており読みやすい。
作中人物達のやり取りや奇行がテンポよく展開していくが、その裏にある声にならない慟哭のようなものが見え隠れするのが今後の展開に胸躍らせてくれる。
優しい人の優しさ故の苛立ちは、暖かいけれど目を逸らし難く少し苦しい。
まどろみのような安らぎと猫耳に彼らの手が触れる時はくるのだろうか。

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