古来、秋は美しくて美味しい

万葉集を題材にした作品ですが、古典や和歌に詳しくなくても、苦手でも大丈夫です。
和歌の面白さの一つは、幾通りにも解釈できることだと思います。
掛詞、暗喩、省略……技巧を重ねるほどに三十一文字の持つ意味は膨れ上がり、詞書や題詞はあっても、ここはこういう意味を込めたと作者が事細かに解説するものではありません。それが日本古来の奥ゆかしい美学に通ずるのではないでしょうか。
要するに歌の意味をどう捉えるかは詠み手ではなく読み手に委ねられており、我々には自由に解釈する権利があるのです。
だから情緒もへったくれもなくていい。高尚な議論が出来なくていい。アトソン君と一緒に、万葉集を片手に日本の秋を楽しみましょう。

つまり、松茸は美味しいよねってこと!