儚く切なく美しく、けれどしっとりと甘い二人のお話

鉱山の化身である龍の少女と、彼女を守る青年のラブストーリーです。
人間に掘り尽くされて傷ついた龍の少女コウは弱くもろく儚く消えてしまいそうで、鬼の血を引く青年である凱は彼女を守るために必死で人間と戦っているのですが、まあこんなにやわくてうつくしかったら守ってあげたくもなるよなあと、しみじみと思いました。
二人の互いを想う気持ちはどこか噛み合っておらず、中盤はこのまま通じ合わなかったらどうしようとはらはらしましたが、最後はコウが強くなってくれてほっとしました。
なんだかんだ言って、彼女もまた芯の強いヒロインだったのですね!
でもやっぱり、守られていてほしい。
このままずっと二人の世界で幸せに暮らしていてほしいです。