近い将来起こりうるかもしれない架空の犯罪記録達

これは、近未来のIT犯罪を舞台にした小説。一話約三千文字で、手軽に読めると思う。ほぼ一話完結の事件記録で、読んだ時に作品のアイデアに思わず嫉妬したほど。最終話「コントローラー」まで読んでようやく、それまでの四つのエピソードが繋がる感じ。短編連作ではあるけれど限りなく短編集に近い、とでもいうのかな。
今後、人工知能が今より発達し、IT技術も発達していくはず。そういう時代になった時、こういった犯罪は実際に起こりうるものだなと、まず感心してしまった。作者様も「あらすじ」に書かれていらっしゃるけれど、決して真似しないでくださいね

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