いわゆる「戦争を知らない子供たち」へ

このサイトやラノベ、なろうを読んでる僕らは、ほとんどが実体験として戦争を知らない世代だ。
戦後すぐのころ、「戦争反対」「戦争は悲惨だ」「戦争はもうやめよう」といったメッセージの映画や小説が数多く作られたが、今日日自分で目的をもって探さないとそうそう目にしない。

そんな中、カクヨム(なろう系)でこの作品が読まれている。これはちょっとした奇跡かもしれない。

この作品を読んだ人は、現代の平和の尊さを、長い歴史の中で多くの犠牲によって築かれた意味を、目の当たりにする。
作品の中で書かれている戦争は、現実にあったことなのだ、と。
そして、トウモロコシを持つ少女の笑顔に涙する。

新しい令和という時代。
この夏は本作品を楽しむのにもってこいだ。

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