世に擬人化作品と言うものは数あります。童話や昔話は人間以外の者に意志があり、言葉を紡ぎ想いを抱きます。幼少期も今も、もしもこの子たちに意志があったら、一体どんなことを考えているんだろう。思っているんだろうと思うことはありますが、庭の片隅に咲く存在が、長い年月をかけて想い人に思いを馳せ、その想いが聞き届けられたかのように再会を果たす。今一度物言わぬ存在に思いを馳せるのも良いものではないだろうかと思わせられる作品でした。
読んでぐぬぬっとなってしまった。I can only bloom my wishes.これでピンと来た人にはぜひ読んで欲しいです。一緒にぐぬぬっとなりましょう。遠藤さんとは音楽の趣味が合いそうで嬉しいです。
愛しさと儚さと、鮮やかな色使い。あらゆる対比の中に幾つもの絵が浮かぶ。
カメリアの心。わたくしにはこのような作品は書けませんので、評論みたいなことは期待しないでください。人間の生きる姿を見つめ続けるカメリア。最後まで、一緒だった……。せつないです。
短い中に生命の力強さと儚さを感じる作品で、生きることはそれだけで物語になるのだと実感しました!言葉の選び方や行間までにもこだわりが感じられ、それが美しく、爽やかな味わいに繋がっているのではないかと思います!
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