きっと誰にでもあるワンダーランド

皆さんご存知の「不思議の国のアリス」
不思議の国はアリスが見た夢の世界だった。

子供の頃は現実も空想も区別なく一緒に過ごしていた。

現実には存在しない世界。
けれど心の中には存在している。
そして子供でなくなってもその世界を旅することはできる。

優しいガイド役の白うさぎと一緒に。
17歳になったアリスが出かける自分探しの旅。

きっとね。
誰にでもあると思うんです。
その人、その人のワンダーランドが。

主人公の藍ちゃんに感情移入しながら自分のことも考えたくなる。
自分のココロに耳を澄ましたくなる。
そんな素敵な物語です。

秋の夜長、できれば小高い丘の上にぽっかりと浮かぶ三日月を空想しながらお読みになってください。