潮騒と三線の旋律に乗って、恋と命が巡る。

明るい太陽と花々を誇る、南の島の王国。そこには恋にまつわる言い伝えがありました。
曰く、千年の責め苦に耐え抜けば、今一度の人生で恋した人と再び会えるというもの。

そんな言い伝えから切り離して考えることのできない一つの恋がこの物語。
かたや、市井の楽師。かたや、王国の未来を背負った王女。
思い遣りと我が儘を含んで進む恋、道のりは険しくなるばかり――


さあ、共に苦難を乗り越えんとする恋はいかが?

その他のおすすめレビュー

秋保千代子さんの他のおすすめレビュー304