パニック作品で欠かせないのは臨場感やリアリティであり、文章だけで「いまなにが起きているのか」を伝えるのはそう簡単なことではない。さらに、それが“現実には繋がりがないもの”を含んでいた場合には、書き…続きを読む
パニックモノ数本は書けそうな濃ゆい恐怖体験を惜しみなく(否、良い意味でもったいつけて)丁寧に描く本作。何かが起こっているのは間違いないのに、いったい何が原因でどう対処すればいいのか分からず、登場…続きを読む
群像劇というには、あまりにも断片的なシーンの切り取りによって語られていく本作。一人ひとりの名前や性格はさほど印象に残らない代わりに、そこに描き出された状況の異常さ、緊迫感、絶望感が、読み手の脳裏に…続きを読む
010話目までを読んでのレビューとなります。唐突に訪れる死の咳が蔓延していく未来の日本。原因不明のそれは、恐ろしい速さで感染を続けていく。先の見えない恐怖と戦うのか、ただ諦めて死を受け入れるの…続きを読む
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