君のすべてをさらしつづける妻を失った一人の男性の苦悩。「コンスタンス」という名前が持つ、二つの意味の皮肉。悲しい。ひたすら悲しい。
完結済作品を好んで読みます。 連載中作品のフォローは、完結後は外します。 平日はコメント返信が遅れます。 一言近況:今冬は読むペース落ち気味(2025/1/3)
板野さんがSF競作として宣伝されていたので興味を持って拝読しました。合成音声のモデルとなった今は亡き女性の元夫による述懐。という掌編として捉えれば、話の筋は通っていて面白いのですが……。「…続きを読む
愛しい人が亡くなった。 その人の声が、どこに行っても溢れていて、それは自分の知っている彼女の声ではない。 本作は当たり前に聞いている自動音声について考えさせられるお話でした。 自動音声が氾濫…続きを読む
言葉とは不思議なもので、意味とは別に音声によって拒否しようもなく湧き上がってくる感慨がある。作者の赤坂さんはイギリス在住の英語話者だが、かの国の言葉は出身階層、地域、歴史と個人史を言葉の中に容赦な…続きを読む
安心して読み進められる描写の先に、近未来だからこそ起こり得る、ある境遇に立たされてしまった彼を描いた少し切ないお話。読みやすく、安定した描写に気が付けば読み切ってしまうほど。だからといって決し…続きを読む
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