ニュースアナウンサー

「……と、言うわけで現在○○地区では熊が町を徘徊しているという情報があり、市民の皆様は戸締まりをして決して家から出ないように――」


おばちゃん

「えっ! ○○地区って、ここのことじゃないかい! 熊だなんて……物騒になったもんだねぇ」


 ぴんぽーん!!


おばちゃん

「あら? こんな時にお客さん? まったく、不用心人もいたもんだね」たったった


「あの~、すいません」


おばちゃん

「ひえっ! 熊!」


「い、いえ! 怪しい者じゃないんです! ただ、近くの山への道を聞きたくて」


おばちゃん

「こんなところに山なんてないよ! アンタ、どっから来たんだよ!?」とりあえず家にお上がり


「それが分からないんです。山で暮らしていたはずなんですが、朝起きたらここにいて……」あっ、どうも


おばちゃん

「何やら事情があるみたいだね……



 ドンドン! ドンドン!



「ひっ! な、なんですか!?」


おばちゃん

「どうやら嗅ぎつけられたみたいだね……アンタ、銃の扱いは?」拳銃カチャリ


「い、いえ! ありません!」ビクビク


おばちゃん

「情けない奴だね! こんなの相手に向けて引き金ひきゃあ当たるよ!!」銃渡し


「そ、そんな!」


おばちゃん

「ほら行くよ! 仕方ないから付き合ってやるよ! ついてきな!」拳銃バンバン!



 ハリウッドってこういうノリ多いよね? 多くない? 終わり

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

フェフさん頭大丈夫です短編集 鹿角フェフ @fehu_apkgm

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ