概要
あなたはなぜあなたであり、あなた以外のものではないのか
「あなたが「個」人であるのはなぜか」。高校三年生になったばかりの倫理の授業の初回で、山井惣一先生は、性格診断と称してこう問いかける。突然の謎の質問にクラスは騒然。藤司琴子は取り乱されてしまう……。
13 世紀中ごろのヨーロッパでその最盛期を迎える「中世スコラ哲学」において議論され、現代の哲学においても繰り返し問われ続ける「個体化の原理」の問題を巡り、三人の女子高生、冬馬秋菜、雁野莉子、藤司琴子の三人はそれぞれの答えを携えて議論してゆく。
13 世紀中ごろのヨーロッパでその最盛期を迎える「中世スコラ哲学」において議論され、現代の哲学においても繰り返し問われ続ける「個体化の原理」の問題を巡り、三人の女子高生、冬馬秋菜、雁野莉子、藤司琴子の三人はそれぞれの答えを携えて議論してゆく。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?