社会告発物かと思ったら、SFでした。ジャンルを見落としてた。

永井氏は「長野市役所ダンジョン課(*)」を書いてるし、公務員かもしれません。公務員目線でのドンデン返しと感じました。
(*)人気作品と知ってますが、未読です。今年中には読みます。

また、物流業界にも知見があるようです。永井氏の指摘は運転手の過重労働に止まらず、ヤマト運輸のニュースだけがネタとは思えません。実際ああいう感じみたいです。
但し、一昔前とは言わないけれど、数年前までの話。現在は運送会社が荷主を選ぶ時代に突入してます。
背景には人手不足の問題が有ります。需要と供給の相対観が逆転したんですね。神の見えざる手。本作品を読んでいて、これも冷たい方程式の1つだと思いました。

星の数は、短編にはMAX2つが信条だからです。

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