現代の都会では味わえない景色に懐かしさやおどろおどろしさをかんじ、背中をゾクゾクさせて読みました科学の発展していない昔は、不思議な事が沢山あったんでしょうね
民俗学をかじっていた人間として、また山と海に囲まれた小さな村で育った人間として、ふるさとの空気を感じるような味わい深い作品でした。おそらく著者の方は民俗学にも造詣が深いのだろうとお察しします。こうい…続きを読む
全部で四話の短いお話ですが、かなり中身が凝縮されています。どれもなさそうでありそうな、臨場感のある話なのですが、語り口が昔語り風で不思議とほっこりします。特におじいさんとおばあさんのやりとりが…続きを読む
福井県の奥越で筆者に伝えられた怪奇譚である。雪を呼ぶ雪起こし生きた人魂が起こした道連れの怪。山のものたちの領分を侵したがゆえの化かし話。山の衆たちとの交流と意趣返しを描いた椀貸 膳貸の逸話…続きを読む
怪奇現象とはいえ、それも日常。と、目に見えない不思議なものと共存していた時代の、ピリッとした怖さが味わえる物語です。しかも、おじいさんが本当に見聞きした話となると、もしかしたら今もどこかで同じこと…続きを読む
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