隣国より降嫁した王妃が、反政府派により攫われ僻地に捨て置かれ、命の危険に会いながら出会った人々の情けや、野盗から助けてもらった旅芸人一座の雑用をされてもらいながら王都を目指し、途中反政府派で行手を阻…続きを読む
何かの折りに、(主に商業出版において)「強いヒロインは可愛げが無い」とダメ出しを喰らうというような話を聞きました。そういう見方がどの程度一般的なのかはよくわかりませんが、そのような人に対して、「強い…続きを読む
主人公の宝余は、強いひとだ。別に、クマを倒せるとか一日で千里を走るとか、そういうことではなくて。平穏な暮らしを終わらせられても、嫁いだ先で理不尽な仕打ちを受けても、必ず前を向き直る。そんな…続きを読む
17歳の宝余が海辺の涼国から隣国烏翠の若き国君のもとへ公主として降嫁するところから、運命の物語の序幕が上がる。それはただ後宮を舞台にした恋物語や陰謀劇にはとどまらず、烏翠の国を挙げた擾乱を引き…続きを読む
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