それにしても2歳児の好奇心、恐るべし。そりゃ鳥も必死で穴開けて逃げるわな。結果、あちこち異世界へ繋がる穴だらけとか、黒田氏も息子に振り回されて大変だ。役職から自分で動けない黒田氏に代わり、走り回るヒロインも健気。婚約者にコナかける女を牽制しつつ、鳥を追い異世界を股にかけ奮闘する。最後には鳥もハッピーエンドで、良かった良かったで終わる。どんな良かったかはネタばらしになるので、内緒。
りえりーの前に突如現れた黒い穴。それは穴としてそこに確かに存在している。しかし、穴なのだから勿論空洞であり、空虚であり、存在していながらも非存在で、そこに在るはずなのに、そこに無い。その存在しながら…続きを読む
ヒロインが壁へ開いた穴を覗き込み、嘔吐する場面から始まるプロローグにまず度肝を抜かれました。恐らくは九龍城砦をモデルにした、遥か天まで伸びるスラム街。チンピラの黒田(彼との友情とも恋愛とも言えな…続きを読む
穴に落ちるたびに異世界転移体質のりえりーと、巻き込まれたわたるを追いかけて、迷うことなく飛び込んだ穴太郎の勇気にまず感動しました。そして、わたるがあんなことになっちゃうなんて……!でも、それでよか…続きを読む
りえりーは異世界に通じる黒い穴を隠していました。ある日、りえりーの上司であり不倫相手の黒田穴太郎と、その子供のわたる(2才)が黒い穴に入ってしまいます。りえりーを疑う黒田夫人や私立探偵との現代…続きを読む
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