神々に守られた島

島では当たり前だった。
ずっと皆そうしてきた。
誰も疑問に思わなかった。

古くからのしきたりで島を出られない娘プナは、一人の男を追いかける。
純粋な想いから、せめて、あの珊瑚礁の外を、と——


切なさを味わうと同時に、美しい島で暮らす人々の生活を想像するのは楽しく、物語の世界観に浸るうちに南国に行きたくなりました。

ただの綺麗な島での純愛ものではないところに唸らされます。
梅雨の明けた本格的な夏が始まったこの時期ぴったりな読み物です。
短いので、すぐに読めます。
是非読んで欲しい作品です!

その他のおすすめレビュー

かがみ透さんの他のおすすめレビュー267