★★★ Excellent!!! 繊細な文章に何か懐かしい感じがする物語 赤井 福 なにか懐かしいような、昔の思い出の祭囃子が聞こえるな感じで、読んでて不思議な感覚でした。 レビューいいね! 2 2020年2月23日 22:35
★★ Very Good!! 詩的で描写が鮮やか あさぎ かな@電子書籍化 色、匂い、雰囲気などを丁寧かつ自分の世界観として引き出した作品。 懐かしい子どもの記憶と大好きだった祖父を思い出しました。 レビューいいね! 2 2018年12月5日 08:54
★★★ Excellent!!! 私の、忘れられない人。それは……。 夷也荊 恋愛小説の得意な作者様が描く、心温まる物語。鍵になるのは、題名にもある「萩」である。主人公は迷い込んだ世界で、様々な人々と出会う。そこに現れる沢山のドア。主人公が辿り着いたドアの向こうには――。 一つ一つ大切に、色々なことを教えてくれた人。 主人公のために、ラムネを準備してくれたこと。 母に怒られた主人公を、優しくなだめてくれた人。 その全てが愛おしかった。楽しかった。 忘れてはいけない。忘れられない。大事な人。 あなたもきっと、自分の大切な人に会いたくなる。 そんな物語。 是非是非、ご一読ください。 レビューいいね! 2 2018年12月4日 07:00
★★★ Excellent!!! 儚く美しい あやぺん 飲むこまれるような文章です。 面倒で辛気臭いのに、身が引き締まり畏敬の念を覚える時期の独特な感情が襲ってきました。 ある程度年を重ねた方にとても響く作品だと思います。 レビューいいね! 1 2017年10月20日 17:05
★★★ Excellent!!! ノスタルジックな優しい幻想小説 藤原埼玉 祖母の記憶という誰もが胸に抱くノスタルジーが香り高いポエジーと共に大事に埋め込まれている作品。 祖母とは夢の中ですら最後まで会えない。 鼻緒の足指の痛みは酷くなり、恋しさやもどかしさも強くなる。 あったはずの優しさに触れる術はない。 それでもその人がいた事は確かに刻まれていた。 今はいない人を想うということ。 その人から貰った想いを沢山の思い出と共に忘れないということ。 大事なことを思い出させてくれる珠玉の短編。 レビューいいね! 1 2017年10月15日 14:56
★★★ Excellent!!! 遠い夏の日の記憶 荒河 真 懐かしくて温かい。でもどこか切なくて、苦しみや痛みもある。そんな遠い夏の記憶を、ぐいぐいと引き込む文章で綴っていきます。読みながら自分も一緒に夢で記憶を辿っていました。 レビューいいね! 1 2017年7月16日 16:36
★★★ Excellent!!! 祖母への思慕が柔らかい 湯煙 夢から目を覚ました「私」と祖母をつなげるお萩。 お萩の甘さと柔らかさが、「私」にとっての「穏やかなお祖母ちゃん」なのだろうなと感じました。 読後…… 日頃は忘れている祖母への想いや、祖母自身を思い出させたのは曼珠沙華か? 「摘んじゃいけないよ」と曼珠沙華自身の言葉を祖母(多分)の口から言わせたかのように印象に残りました。 レビューいいね! 1 2017年7月15日 13:29
★ Good! 忘れ物に手を伸ばしたくなる 入江九夜鳥 とても静かで、仄暗い。 作品冒頭にあるこの一文が、この作品の魅力を全て言い表している――と、最初に思ったことがそれでした。 手を伸ばすのに届かない、確かにあるはずなのにどこにもない。 そんな誰もが体験したことのあるもどかしさを、きっとこの作品を通じて読者は思い出すことになるのではないでしょうか。 レビューいいね! 1 2017年7月14日 16:28