ひどく無邪気で静かな狂気が、奇妙な美しさで描かれてしまった

タイトルにあるとおり、「供述調書」である。
重要参考人あるいは被疑者の「僕」によって、
その夏に「僕」が見聞きした衝撃が語られる。

受験を控えた夏、田舎町のバス停、強い日差し。
鮮やかな景色の日常が唐突に激変する瞬間。
おぞましい。けれども、どこまでも美しい。

ジャンルはホラーです。
残酷描写ありです。
静かな狂気にやられます。