最果ての華

 

 最果ての華

 

 最果てに何があるの?

 君はそう訊いてきた

 僕は答えた

 最果てにはきっと華がある、と

 

 僕は最果てなど見たことはない

 それでも僕らは

 見えない最果てを目指している

 

 水平線の向こうに

 僕は

 一輪の赤い華があると信じている

 

 もし一緒に

 最果てまで行き着いたなら

 共に華を探してくれるだろうか?

 赤く綺麗な華を

 

 僕と君は歩き続ける

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る