恋に種類があるとしたら――。

 心を暖かくしてくれて、周りがポワポワと湯気で曇り、むしろのぼせてしまうような恋と、好きなのに、一緒にいるとなぜか切なくなって胸と鼻の奥がツンと締め付けられる恋と。

 読み進めるうちに、切なくてふいに外の夜風を吸いに行きたくなるような、そんな感情が溢れてきました。

 イメージしやすい比喩表現だった為でしょうか。頭にしっかりと文章が入ってきて、素敵でした。