まるで「伸身コバチ二回ひねり」のような話の構成(「届かない懇願」より)

扉の内側にいる女へと呼びかける男という構図に、演劇という設定と「天岩戸」を絡める辺りに、作者さんの見事な技量を感じ取れます。捻りに捻った感じ。好きだなあ。内容にも捻りが効いていて、読者を必ず裏切っていく(良い意味で)展開が面白い。

マゾヒズムってのはかなり考察の余地があって興味が湧きました(文学的にね!)。
 ――(「届かない懇願」へのレビュー)


多数の作品を書いている作者さんだけあって、「お題で遊ぶ」余裕すら感じ取れました。私もはやくこの境地に立ちたいなあ、と羨むばかり。

またレビューさせて頂きたい作品が現れましたらこちらに追記させて頂きます。

発想の転換、構成の妙、素晴らしくてとても参考になります。