僕は、この主人公に差し伸べる手を持っていない…。僕が触れたら、彼は汚れてしまうだろうから。だけど、純粋なものに触れたとき、涙は零れる。自分が嫌いな人へ、そんな人に読んでもらいたい。
『お湯ラーメン』エッセイ・実用・実話コンテスト一次予選通過作品。 『もしも刻を戻したならば…』恋愛小説コンテスト一次予選通過作品。 『BEYOND THE T…
何気なく読み始めて、どんどん引き込まれて、ちょっと悲しくなって、胸を打たれました。
ラストがとても素敵ですね。主人公のピュアな行動が起こした奇跡。まるで月がお話を聞かせてもらったお礼をしたかのよう。その演出も超常現象としてではなく、偶然の入る余地を残したソフトで自然な表現に好感がも…続きを読む
世知辛く残酷な世界。温かく情緒豊かな世界。二つの世界を彩るのは、夜空に浮かぶお月様。母が残してくれたのは、そのお月様からの贈り物。人らしくあらんと願う文化的な生活を営む我々は、お月様にな…続きを読む
ㅤ悲しい出来事の先にでも、生きていることが報われることがあったらいいなと思います。この作品はそんな風景をコンパクトに描いた童話かと思います。ㅤ少し、悲しすぎるような描写もありましたけども。
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