ラストがとても素敵ですね。主人公のピュアな行動が起こした奇跡。まるで月がお話を聞かせてもらったお礼をしたかのよう。その演出も超常現象としてではなく、偶然の入る余地を残したソフトで自然な表現に好感がもてました。
マッチ売りの少女のように救いようのない物語は印象に残る反面、苦手です。アンデルセン物語の少女もこのようなラストが用意されていなかったのでしょうか。
不幸なのに、不幸と思っていない。お金を手にしても、必要最低限のものにしか使わない。そんなロメオの姿に心打たれました。優しくて、儚くて、ちょっと悲しいお話。これからも応援しています!
何気なく読み始めて、どんどん引き込まれて、ちょっと悲しくなって、胸を打たれました。
ㅤ悲しい出来事の先にでも、生きていることが報われることがあったらいいなと思います。この作品はそんな風景をコンパクトに描いた童話かと思います。ㅤ少し、悲しすぎるような描写もありましたけども。
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