何気なく読み始めて、どんどん引き込まれて、ちょっと悲しくなって、胸を打たれました。
蔵樹 賢人(くらき・けんと) がっつりSFは書けないけど、SFちっくな小説を書きたくて奮闘中。 でもSF以外も書くよ(笑) 「パラレルトリッパー 〜…
僕は、この主人公に差し伸べる手を持っていない…。僕が触れたら、彼は汚れてしまうだろうから。だけど、純粋なものに触れたとき、涙は零れる。自分が嫌いな人へ、そんな人に読んでもらいたい。
世知辛く残酷な世界。温かく情緒豊かな世界。二つの世界を彩るのは、夜空に浮かぶお月様。母が残してくれたのは、そのお月様からの贈り物。人らしくあらんと願う文化的な生活を営む我々は、お月様にな…続きを読む
海外の名作童話を読んだかのようなお話でした。頭の中では、白黒のスケッチ風に描かれた欧風な建物と主人公ロメオ、そして黄色く輝く月の挿絵が思い描きました。物語は穏やかに展開していき、優しく終わりま…続きを読む
ㅤ悲しい出来事の先にでも、生きていることが報われることがあったらいいなと思います。この作品はそんな風景をコンパクトに描いた童話かと思います。ㅤ少し、悲しすぎるような描写もありましたけども。
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