はんなりと色付いて……

一人称が「ぼく」の女子高生の語りで書かれていて、今時かと思いきや、どこか古風な、色気を兼ね備えた文学の香りのする作品。
多感な年頃の少女が見つめる、母親、好きになった人、そして、自分……

ネット小説では珍しいタイプで、縦書きの本で読んでみたい、とても雰囲気のある作品です。
是非、ご一読していただき、暑さと気怠さを感じ、指の先端からも漂う色気に魅了されながら、作品世界に酔いしれてみてはいかがでしょう?

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