辿りつきました。 息をきらし、凍えてかじかむ手をさすり、氷ついたまぶたを懸命に押し開いて、読みながら物語を生きさせていただきました。 「森の民は、あるべくして、この容貌すがたなのだ。ユゥク…続きを読む
自分自身も書く人間であるからには言葉を尽くしてこの物語について語りたいところではありますが、どうにも、揺さぶられすぎると、脳の言語をつかさどる部分もどうにかなってしまうようです。この一説を目にする度…続きを読む
〈森の民〉は熊や狼を神と崇め、厳しい自然の中でともに暮らす人々。四つの氏族を束ねる次代のシャム(巫女)ラナと、狩人のビーヴァは乳兄妹として育った。ビーヴァは、親を殺された白い狼の仔と出会う。そ…続きを読む
普段なじみのない新石器時代、シベリア。その時代に生きる人々の様子がとても緻密に描き出され、物語が進んでいきます。その知識と表現に感銘を受けました。読み進めるごとに今まで知らなかった世界が広がってい…続きを読む
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