無限に広がるフロンティア…踏み出す足は血に濡れている。

 未来の世界、宇宙へと進出した人類社会が抱えた闇…それは今、戦火で全てを飲み込もうとしていた!壮大なスペースオペラの開幕、少年と少女はあまりになにもかもが違いすぎた…そして始まる物語。注目して欲しいのは、精緻に築かれた世界観と設定、そしてそれを活かす中で描かれる「逃げのない表現」です。宇宙開発のために人為的に作られた奴隷階級の作業員や、その存在を虐げる者達…抑圧された中で何かが弾けて爆ぜる様は、どこか現代の日本が忘れてしまったバイタリティにあふれています。オススメですね!

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