日記はぉゎっちゃったケド、こみゆはみんなの心にぃるって、ゥチ信じてる

 いるか? どうか。わかりません。いて欲しいような気もするし、全く現存しないような気もするし。

 創作物と作者の人格は全然関係ない、という見方もこれあって、まあその、たとえばすげー犯罪者がすげー美しい文を書く。ままありそうですよな。その時創作物自体の評価はまあ、それはそれでオッケーってことになるわけですね。ルソーでしたっけ。「子供の発見」しときながらめちゃ自分は放蕩生活してたみたいな。でもエミールはいい話だよねって。

 だから俺なんかも体重をハンドルネームに入れてるわけですよね。体重と作品内容、関係ありますか? デブに名文を書く資格はないとでも? いや俺が名文を書いてるかどうか、とは全然別の話やで。それはな。

 話が逸れましたね。

 創作物と作者の関係についてです。
 まあ、平たく言ってしまえばこみゆちゃんはひどい女の子ですよ。デブを見れば努力が足りないと断じ、ブスにはブスと呼びかけそうになる。でも、語られたエピソードの中には、確かに作者の顔が見えるんですね。いやそういうとめちゃめちゃな誹謗中傷みたいになりますけど、そういうこっちゃなくてよ。
 作者本人から昔聞いたことのあるエピソードが出て来たりして、ってのもあるけど、それだけではなくて。

 俺も奇遇ですがJD的エピソード書いてみたんですよね。それで分かるのは、自分の中に無であるものはぜんっぜん書けないわけですよ。俺が必死で絞り出すJD的エピソードを、遥か上空で嘲笑うかのような真・JDエピソードが現れるわけ。こういうの見ると、やっぱ持ってるものが違うなぁと思うんです。内的にあるJD性が発露している。時にはどす黒く、時には輝いてですよ。これだなぁと思うんですね。

 まあこの考え敷衍してくと、ミステリ作家は殺人大好きみたいなことになっちゃうんで、場合によりけりなんでしょうけども、とにかくその、これに関してはすごくその感じ、その感じってのは「心の中の小美結」の力があって、これがすごかった。日々打ちのめされていた。いい企画でしたし、名作だったと思います。俺もこみゆちゃんを飼いたいと思ってます。今後も頑張ります。

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