幼い頃から嫌いなものが多かった主人公。世間に息苦しさを感じ、突き放していくことで自分の世界を狭め、殻に閉じこもるようになってしまった。その殻をノックするわけでもなく、諭すでもなく、甘くて香ばし…続きを読む
男の子の母であり同時に娘でもある私にはたまらない気分になる物語。ついつい言葉で伝えてしまう、しかも微妙な機微をとらえるのを恐れ、一方通行になってしまう、そんな自分の子育てを反省してしまう。自分は子…続きを読む
諭すでもなく、説教するでもなく、子どもに何かを授ける……親ってこうありたいものです。お母さんの愛情があふれていて、読んでいて幸せになりました。次第に温まっていく語り口も、静かな感情の高まりを感じ…続きを読む
味わい深い、どこかエッセイのような、しみじみとした短編です。タイトル通り『わたし』を育ててくれたものの、数々の思い出が暖かく描かれています。この作者様の書く文章はとても雰囲気が良く、一人称で淡々…続きを読む
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