脆く儚く、泡のように

『君想フ銀ノ雨 君慕フ金ノ庭』のスピンオフ作品。
妹の恵(恵子)さん視点で書かれた物語です。

伝えたいけど伝えられない。
言いたいけど言えない。
もっとそばにいたいけど……
「知ってしまった」時、それでもその想いは言葉に出来ず、自分の心の中にしまう。
恵さんの想いが、ぽつり、ぽつりと短い言葉で紡がれていくのが、すごく切なく感じました。

短い言葉でこんなにも切なさを感じられるだなんて、作者様の表現力に圧倒されました。

ほんとうに切なくて、どうしたらいいのか分かりません。
読了後、しばらく何も手がつかなくなりました。。

その他のおすすめレビュー

雹月あさみさんの他のおすすめレビュー451