概要
事実を取るか真実を取るか。愛に形式は必要だろうか……?
《大正後期〜昭和初期》
新しいもの好きがゆえ、ときに“破天荒”と称される秋瀬夏南汰は、中性的な容姿に似合わない程の並々ならぬ野心を持った男子である。
やがてある風潮を変えたいと強く望んだ夏南汰。しかしその為の旅立ちを阻止すべく立ちはだかったのは、ずっと応援し続けてくれたはずの親友で……?
《ところ変わって》
生物学の研究に没頭する大学生の秋瀬ナツメは、人生観も恋愛観も、そしてそれまでの自分自身までもが一変してしまう程の出逢いを迎える。
戻りたくても戻れない。踏み込んでしまったのは道ならぬ恋……?
時代モノかと思いきや、切ない恋愛にファンタジー?
やがて迎えることになるいくつもの波乱。秋瀬と秋瀬は乗り越えられるのだろうか。
――愛したのはただ一人の“君”――