不幸の女神に愛された男

実に硬派な文体かつストーリー。
主人公を執拗なまでに追い回す不幸の連続には哀愁を覚えずにいられない。ああ、どうか強く生きてくれ! と願いたくなる。

銃撃戦は毎回息を呑み、手に汗握る展開の連続。
何より腕利きガンマンたちが誰も彼も渋くて格好いい。
銃を撃つのと人を撃つのとは違う――うーん、シビれる!

乾いた大地を懸命に生きる人々の物語。ショットグラスを片手に読んでみては。

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