触れずとも……語らずとも……

この時代、現代が舞台では表現出来ない、儚さと切なさの奥に見える幸せが描かれている短編です。

最終話で知る事実…知った直後には『何故?』『そんな…』という戸惑いのような混乱のような複雑な気持ちになり、読み進めていくうちに見えるものに、心を揺さぶられるのです。

雨の情景から引き込まれていく儚く美しい物語でした。

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