この小説、主人公はただのドブネズミ。そしてただのドブネズミが、不幸な少女を守るために奔走します。 ですがこの主人公、良くも悪くもドブネズミ。人の言葉の意味もわかるし頭も多少回りますが、人の言葉も…続きを読む
見た目の美しさ・愛らしさに頼らずに描かれているからこそ、これだけ安っぽくなくて、綺麗に痛ましいのでしょう。ドブネズミと不細工な少女という日陰者にスポットが当たっているおかげで、むしろ真っ直ぐな心を感…続きを読む
胸が痛くなるほど切ない、だけど優しい温もりに包まれている。人語を解するドブネズミは、美人ではないが心優しくお人好しな少女の平凡な幸せを願い続けている。しかし、その願いとは裏腹に、少女には次々と不…続きを読む
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