最終章 花に託せし言の葉は
さすがに病院から離れると町はまだ眠りの中だった。今までのドタバタが嘘のように静まり返っている。もし手に刀がなかったら、傷が痛くなかったら、幽霊とか鞘とか鈴とか、みんな夢か想像だと思ってしまうところだ。
空也は『竜胆』の前で立ち止まった。鞘はもともとあの店の物だ。なるべく早く返さなければならない。本当は、返したくなんかない。ほんの何日、いや何時間かの出来事だけれど、大冒険をして、沙耶や刀夜とあった証なのだから。けれど、買い取れる金があるわけはない。
空也は柄に手をかけてみた。商品になって流れるうちに、また鞘が外れることになったら嫌だ。刀夜は正気に戻ったし、肝心の沙耶もいないのだから別にそうなってもどうということはないかも知れないけれど、それでも嫌だ。腕に力を入れてみる。一本の棒を引っ張っているみたいに動かない。空也は安堵のため息をついた。
「刀夜さん、聞こえる?」
返事はない。けれど聞こえていることを信じて、空也は先を続けた。
「これから、会えなくなるかも知れないけど、がんばってね。早く沙耶さんのところに行けるといいね」
黒塗りの鞘が、返事代わりに輝いた気がした。空也は恐る恐る店の扉を開ける。ドアベルがコロコロと鳴った。
セピア色の店内で、主人が床に座り込み、壷の欠片を一つ一つ拾い集めている。入ってきた客に気づいて、主人が振り返る。
「あの、こ、これお返しします。かってに持ち出しちゃって、すみませんでした」
空也は、刀を差し出して、頭を下げる。店主は受け取らず、怪訝そうな瞳を空也に向けていた。
「か、刀は差し上げます。あ、あと、あの鞘の神様っていうのはもうちゃんと祓ってあるから大丈夫です」
さすがに気まずくて、空也はしどろもどろになった。
主人はじっと刀を見つめる。どれだけもうけることができるか、値踏みをする目だ。
「あ、あの!」
気がついたら、空也は声をあげていた。
「やっぱり、これ僕にください。本当に虫のいいお願いだと自分でも思います。一度盗むような真似までして。でも、どうしても欲しいんです。この刀、くれませんか?」
今、刀夜が必死で戦っている刀に、値札が付けられるなんて。沙耶との思い出がつまったこの刀が、知らない誰かの物になるかもしれないなんて。空也には耐えられなかった。
「もちろん、お金は差し上げます。少しずつ少しずつ。何年かかるかわからないけど、絶対に払うから」
「冗談じゃない」
身を乗り出した空也に、主人は無愛想にそういった。
「祓ったと言っても安心できるものか。たしかに高い刀だが、あんな、化物つきの品物なんか置いておけるか!」
店主は掃除も途中にして、奥へ引っ込んでしまった。どうしたらいいか、空也がぼんやり突っ立っていると、主人はマスを持って戻ってきた。その中に山盛りになっているのは真っ白な塩。
「頼むから、もうこの店にかかわらないでくれ! 二度と来るな!」
「ご、ごめんなさい!」
空也は慌てて店から飛び出した。後から白い粉が飛んでくる。
「いたた、いた! 傷にしみる! しみるって!」
まあ、塩をまかれるのもしかたのないことだった。
刀を持ったまま、ようやく空也は家に辿り着いた。離れていたのは一晩だけだというのに、久しぶりに帰ってきたような気がする。そういえば、朝御飯もまだ食べていない。お腹が減って、疲れて、玄関をくぐったときには倒れそうだった。
「空也! どうしたその傷は」
玄関の隣にある居間で、おはぎを前に茶をすすっていた美地が慌ててかけよってくる。どうやら寝ないで待っていてくれたらしい。
空也はぼろぼろだった。骨董品店で暴れたからか、体中に埃がついているし、着物は所々破れて傷ついた肌が見えている。
「いろいろあったんだよ。ああ、言われてみると酷い格好だなあ、僕。これで外歩いて竜胆行っちゃったのか」
「なにを呑気な。くわしく話せ」
「それが、あまりにも色々あって。何から話したらいいのか」
「まあいい。あとで聞く。自分の部屋で待っていろ。体を拭く水を持って行ってやる」
空也は言われた通り部屋に戻ると、ぐったりと畳に倒れこむ。
すぐに美地がタライに張った水と手拭い、茶色のビンに入った消毒薬を持ってきてくれた。
「ありがとう。あとは自分でやるから。あ、体冷えちゃった。お風呂入りたい」
「そうか。待っていろ」
「あ、そうだ、ちょっと待ってお母さん」
行きかけた美地を呼び止める。
「あれ、どこかいい所に置いておいてくれない? できれば静かな所へ」
「なんだ、この刀は。ずいぶん年代物のようだが」
「骨董屋さんからもらったんだ」
美地は、額に手を当てた。
「いったいお前は何をしてたんだ? 通り魔に襲われたのかと思ったら、骨董屋で刀をもらった?」
「うん。たしかに通り魔には襲われたんだけどね」
空也は、濡らした布で傷をぬぐいながら、今まであったことをすべて話した。沙耶のこと、刀夜のことを。
「そうか。床の間にでも飾っておこう」
美地はあっさりと言った。いい魚をもらったんで焼こう、というくらい気軽に。
「恐くないの?」
「だって、その霊はもう悪さはしないのだろう」
自分の考えをまとめるときの癖で、美地は少し首を傾げた。
「それに、刀夜を恨んでいる亡霊達も私達に害を成すとは思えないからな」
「はは、さすが母さん。信じてくれるなんて思わなかったよ」
「いくらお前でも、こんな無意味な嘘をつくとは思えないからな」
「そんなこというと僕が嘘つきみたいじゃないか」
空也は大げさにむくれてみせた。
「しかし、刀夜は幸せな奴だな」
美地は、ぽつりと言った。
「刀夜さんが?」
恋人の父親に殺された人が? ずっと恋人にあえなかった人が?
空也の不思議そうな顔に気づかず、美地は刀を抜こうとする。しかし、どんなに力を入れても刀は鞘から離れない。最後には諦めて、押入れを開け、刀を乗せる台を探し始めた。
「あの世のことはよくわからないが、坊さんの言うことが正しいなら、人を殺した刀夜は地獄に行くのではないか? 殺された沙耶は極楽で。この世で罪を償うことができて、再会の約束までできるなんて、滅多にない幸運じゃないか」
「そうかな。うん、そうかもね」
美地はやっと見つけた台を畳に置き、刀を乗せてみる。渋い柿色の台は、鞘の黒色をよく引き立てた。
「それに、ろくに話も交わせずに死に別れる恋人達なんて、そう珍しくはないだろう。けれどお前の話では、二人とも最後はきちんと別れを告げられたそうじゃないか」
「……」
空也は、黙って母を見つめた。美地は、ずっと前に空也の父を、つまり自分の夫を亡くしている。美地も、父と別れを交わすことができなかったのだろうか。
美地は、あまり父のことを語らない。空也も、あえて色々と訊かない。母親の古い傷を触ることになったら嫌だから。
「ま、大抵、残った方はまたケロリと新しい恋人をみつけるのだがな。私も、どこかにいい男がいないものか」
「なんだよ、それ」
ははは、と高笑いをしながら、美地は風呂を沸かしに行ってしまった。
(ひょっとして僕、結構要らない気を使ってたかも知れない)
すっきりしない気持ちに首を捻りながら、空也は手拭いを濯ぐ。布についた血が薄く溶け、水が薄い茶色になっていった。町中を駆け回った名残の砂が、タライの底に沈んでいく。
(消毒は、お風呂出た後でいいよね。あ、そもそもお風呂入るなら体拭かなくても良かったかも……)
新しい着物を着込み、畳に寝転がる。水で縮んだ筋肉にまた血行が戻り始めて、全身が温まり始めた。途端にまぶたが重くなる。傷の痛みも疲れも、あっという間に暗闇の中へ遠退いていった。
荒っぽい足音で、空也は目が覚めた。襖が乱暴に開けられる。
「おい、起きろ空也!」
部屋に入り込んで来たのは寛次だった。今日は制服を着ていない。黒い着物に、紫紺の袴をはいていた。
「うわわ、なに!」
空也は慌てて飛び起きた。
「なに、なんなの寛次! いったいなに?」
「カ―ッ! 俺が上に怒られてたってのに、呑気に寝てるとはいいご身分だな」
寛次はどっかりとあぐらをかいた。
「まったく、盗みに入ったってんで五日間警察に出入り禁止だ。おまけに給料までさっぴかれたんだぞ!」
「そうなの?」
「ああ。本当はもっとひどい処分だったらしいが、通り魔問題を解決したってことでこれだけですんだんだ」
寛次は偉そうに腕を組んだ。
「お前はお咎めなしだってさ。竜胆の親父が、あまり厳しくせんでくれっていう意見を警察によこしたらしい」
「え、あのおじさんが? 僕、思いっきり塩ぶつけられたのに」
「ああ。あの親父が言うには、今朝お前が持ってきたとき、鞘が喜んでいるように見えたんだとよ」
空也はびっくりして顔をあげた。
「それって、沙耶さんが成仏したこと、気づいたってこと? 僕、何も詳しいこと言ってないのに」
「いや、まさかそこまで気づいちゃいないだろ。これは俺の予想だが、あのお姫様の悲しみやなんかが、依り代である鞘を曇らせていたんじゃないか? 幽霊が実際にいたんだ。それくらいのことがあっても不思議じゃねえだろ。俺、今なら、道ばたに羽の生えた犬の大群がいるって言われても素直に信じるぜ」
「竜胆のおじさんが僕達のことかばってくれるなんて思わなかったよ。あれ、じゃあこの刀、ひょっとして本当に僕にくれた……」
「なんだ? 刀受け取らなかったのか、あの若年より。意外と粋なことするじゃねえか。よかったな空也、多儲けだぞ」
「別にお金は欲しくないけどね」
空也は畳の上に置かれた刀に目をやった。中で刀夜が戦っているはずの刀は、ただ静かに朝の光を反射している。竜胆の主人ではない空也には、その色から刀夜の気持ちを読み取ることはできなかった。
「そうだ。どうしても一つ分からないことがあるんだ」
「何?」
「刀夜は、言霊の垣に囲われて、傍にいた沙耶の声も姿も分からなかったんだよな? だったらなんで、沙耶の持っていた鈴の音だけ奴の耳に届いたんだ?」
「あー、それね」
なぜか少し決まり悪そうに、空也は頭をかいた。
「寛次。あの鈴になんの絵が彫り込まれてたか、覚えてる?」
「ん~、確か、花と…… 馬?」
寛次の片頬がピクリと引きつった。
「ま、まさか、ひょっとして」
「そう、『馬(ま)』だから『間(ま)』ができたんだよ。馬の絵が彫られたあの鈴の音だけは見えない垣の隙間を通ったんだ」
「もっと複雑な理由だと思ったぜ。なんだかそれこそ間の抜けた話だな」
「ちょっとね」
寛次が呆れ、空也が苦笑した。
「そうだ寛次。真菜さんはどうなったの? ひょっとして、また入院とか……」
寛次はそこで、ふっふっふ、と不敵な含み笑いをする。
「な、何? 気持ち悪いな」
「そうそう。その真菜のことだがな。トドメにとってもいい情報を持ってきたんだ。命賭けて刀夜と戦ったかいのある情報だぜ」
寛次はたっぷりともったいぶっている。
「なんか、ずいぶん回りくどい言い方だけど、なに? なに?」
「真菜の婚約者な、あの浦雪とかいう奴。守るべきか弱い女性をほったらかして逃げたおかげで、婚約解消されたらしいぜ」
「うわぁ、本当? 真菜さんたぁいへんだあっ」
「空也、にやにや笑いを押さえきれてないぞ」
そのとき、また美地が部屋に入ってきた。
「おや、寛次、来てたのか」
「ども」
寛次は美地に礼をする。
「風呂の火を見ながら洗濯してしまおうと思ってな。その着物、洗って縫えばまだ部屋着として使えるだろ。無理なら、雑巾だ」
美地は脱ぎ捨てられていた着物を拾い上げた。
「美地さん、意外と倹約派っすね」
「当然だ。物も金も無駄づかいするとろくなことにならんぞ。そうそう、空也。伶菜から連絡があってな」
美地は着物を広げ、傷み具合を確認する。
「真菜のお母さんから?」
「そうだ。さっき、家に来た。気がつかなかったか?」
「本当? 寛次が来るまで寝てたから、ぜんぜんわからなかった」
「なんでも、お前に真菜をやりたいそうだ。どうしてそう思うようになったかは、空也本人に訊ねればわかると言っていた。おお、結構大きく切れている。こりゃ雑巾行きだな」
寛次の知らせよりさらにいい事を、美地はさらりと言ってのけた。着物の傷みの方が大事に思えるくらい、あっさりと。
「ちょ、ちょ、ちょ!」
客寄せのからくり人形か何かのように、空也は無意味に口を開け閉めした。
たしかに、心当たりはある。自慢ではないが、あっさり逃げた浦雪と違い、自分は最後まで真菜を守ろうとした。けれど、いくらなんでも急すぎる。
「ああ、でも断っておいたぞ」
「な、なんてことをっ」
声を裏返しかけてまで悲鳴をあげたのは寛次だった。
「美地さん! あんた息子の恋路を思い切り邪魔してますぜっ! 母親としていいんスかそれでっ」
たしか、空也の思いは美地も知っていたはずではないか。
からからと湿り気のない声で美地は笑った。
「違う違う。あの女、真菜には相談せずいきなりこちらに提案して来たのだよ。だから、こちらは真菜本人の気持ちを聞かなければ返事できない、と言ったのだ」
「な、なあんだ、そういうことか」
空也がため息混じりにいった。
「焦って縁談を進めないでいい。それに空也に直接返事を訊く必要はない、と言った。もしも真菜に惚れているなら、自分で告白するだろうから、とな」
「あ―らら」
おどけたのは寛次だった。
「空也、こりゃあんまりのんびり構えていられないぞ。とっとと告白しないと、むこうさんは嫌われてると思うかも知れないねえ」
「うっ」
空也は言葉につまった。そんなこと、急にいわれても困る。遠くから憧れているだけだったのに、いきなり婚約だなんて。
その時、門のあたりで誰かが砂利を踏む音がした。軽い足音が玄関にむかってくる。かすかに、鈴の音がした。
「ほれ、来たぜ空也」
寛次が肩を肘で突いてくる。美地がくしゃくしゃと頭を撫でてきた。
「風呂はお預けだな。思う存分、話をするがいい」
「さてと、邪魔にならないうちに消えるとしますか」
「送ろう」
「ちょ、ちょっとぉ! もうっ」
二人はニヤニヤ笑いながらさっさとどこかへ行ってしまった。残された空也は大きくため息をつく。まったく、人の気も知らないで。
確かに、今回は真菜を守ることができた。でも、その次は? 幽霊に追いかけられること以外にも、世の中に辛いことはたくさんある。
(仮に、真菜さんが僕のことをその…… 好きになってくれたとして。真菜さんを幸せにすることができるだろうか)
『わずかな時間だったけれど、あなたと一緒に生きていたときは本当に楽しかった』
どういうわけか、沙耶の言葉が頭をよぎった。他人の目から見れば、とても幸せだとはいえない二人だった。若いうちに死んで、離ればなれになり、再び出会えても、また別れることになったのだから。それでも、一緒にいたわずかな時間は楽しかったと沙耶は言った。
「そうか。大丈夫だ」
どういうわけか、空也は急にそう思った。
これから、どんなことがあっても、母や寛次や、真菜が傍にいてくれるなら。大好きな人達が見守っていてくれるなら。なんでこんな簡単なことが分からなかったのだろう。
何とかなる。たぶん、きっと。沙耶が封じ込められてもはぐれても、刀夜と会えることを信じていられたように。
「こんにちは」
玄関で呼び鈴が鳴った。
庭へ出た美地と寛次は、おもしろくてしかたがないというようにニヤニヤしていた。
「風呂のあとは赤飯でも炊くかな」
「ギャハハ、いいっすねそれ」
たしかに、めでたい日には違いない。
「しかし、彼女も大変だったな。病院がえらいことになったから、当分自宅療養か」
「ま、おかげでお預けだった空也のおみまいを少し早く見ることができたんじゃないスか?」
真菜はきっと楽しみにしていたに違いない。そこまで考えて、寛次はふと思った。
「それにしても、なんでマーガレットなんだ? 外国から入ってきたばっかで高いわりには質素な花だ。もうちょっとましなのなかったんスすかね?」
「ふふふ、あの花でなくては駄目なのだ、寛次。我が息子ながら、なかなか粋なことを考える」
意味ありげに美地は笑ってみせた。
玄関の戸を開けると、真菜が立っていた。まだ腕に包帯を巻いてはいるが、顔は見舞いに行ったときよりずっと明るく見えた。
真菜が微笑んで、頭をさげる。
「あんなにきれいな花、ありがとうございます」
「ええっと……」
空也は後頭を居心地悪そうに掻く。
「なんで鉢植えか、すぐわかりましたわ。空也さん、花を切るのがかわいそうだったんですよね」
「え、ええ」
空也はもう一度頭をかいた。顔が熱い。耳まで真っ赤なのが自分でもわかった。つい持ってきてしまった手ぬぐいで頬を冷やす。
まさか、こんなふうに直接あれを口で伝えることになるなんて。本当はずっと内緒にしておくつもりだったのに。緊張しすぎて、ちょっと吐き気まで感じる。
空也はごくりと唾を飲み込んだ。
「あれは、僕の、そのままの気持ちです」
「はい?」
「マーガレットの花言葉を知っていますか?」
いきなり訊かれて、真菜はぽかんとしてしまう。
「あの花の花言葉は……」
たまたまそれを知っていた真菜は、空也と声を重ねるように言った。
「『秘めた愛』」
僕のそのままの気持ち。その意味がわかって、真菜は空也に負けないくらいに赤くなった。
「なるほど、考えたねえ」
庭の隅からひょいっと顔を出したのは、寛次だった。
「寛次っ! 聞いてたねっ!」
「何を失礼な。そんなデバガメみたいなことを俺がするはずないだろう。美地さんに聞いたんだよ」
「な、な、な」
空也は手を握り締めた。腕が震えている。
「空也、お前もあの浦雪に負けないくらいキザだねえ」
「うるさい!」
濡れた布が、みごと寛次の顔面に張りついた。
了
暗夜刀花(あんやとうか) 三塚章 @mituduka
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