暗夜刀花(あんやとうか)

作者 三塚章

45

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★★★ Excellent!!!

ひとこと紹介に書いた人々が登場人物です。
彼らの想いや行動が、時にすれ違いを生み、争いを生む。

悲しくも、どこか満足のいく終わり方でした。
キャラのバックボーンや世界観、一人一人の想い、感情表現、動機付け。そういったものが丁寧に描かれていて安心して読めます。

ぶれがなく、「あれ?」と思うような話もなく、高品質な作品になってます。
また、主人公もどこか応援したくなるような人でうまいと感じました。

物語のテーマとしては王道な気もしますが、それが好き。という方にははまります。
さらにご都合主義ではなく、ちゃんと別方向からの視点も入っています。
様々な登場人物がまさに生きていると感じさせる良作です。

★★★ Excellent!!!

明治時代の後半か大正年間に入ったころか、まだガス灯の整備されていない迷路のような街並みを、ナビゲーター兼護衛「送り提灯」の空也が駆ける。
たまたま巻き込まれた辻斬り騒ぎは、刀を操る幽霊が下手人だった。
彼が探し求めるものは、一体何なのか。


生き生きとしたキャラクターが魅力のレトロモダンな怪異譚です。
言霊に宿る力、暴れる刀と取り残された鞘、幼なじみとの恋の行方、そして成就されるべき太古の悲恋。
柔らかくテンポのよい文章に引き込まれ、また最後の最後まで焦れったくて、途中からはページを繰る手が止まりませんでした。

★★★ Excellent!!!

明治時代か大正時代のようなモダンな雰囲気の物語。
文明開化の花咲く街で、殺人事件が起こります。
そこで目撃されたのは、白い影。
果たして、妖怪なのか、幽霊なのかーー正体は未だ明かされていません。

物語は始まったばかりです。
皆様も一緒に謎を追いかけませんか?