登場人物、国名など

エステルライヒ王国(オーストリアがモデル)


・プリーネ・アインホルン Pline・Einhorn

小柄で童顔な15歳の女の子。容姿から実年齢より幼く見られがちで、それを指摘されると烈火の如く怒り出す。しかし、バストは同年代の女の子の中でも平均レベルだから、少し発育の良い小学生と思われる事もある。魔導士のシンボルカラーが黒である事から、何故か下着を黒で統一するという妙な拘りの持ち主。

学力は学年でもトップレベルだが、実技に於いては基礎すら満足に出来ていない。基本的に明るく気が強い。また、勉強に関しては真面目に取り組むのに、根はかなりのイタズラ好きである。好物はザッハトルテ。


・ディルク・クレッフェル Dirk・Kleffel

プリーネに気が有るようで、いつも彼女につきまとっては嫌がられている。怠け者で度々授業中に寝ていたりサボったりしているが、実は本気を出すと非常に優秀だったりする。同学年の男子の中では随分と背が低いが、顔は悪くなく喋りも達者なので、男女問わず人気はあるし、過去、何人かの女の子と付き合っていた経験がある。その中の一人とは肉体関係もあったらしい(デニーゼではない)。


・ヘルマ・クルークハルト理事長兼校長 Helma・Klughardt

見た目はロリババアだが、これは集団幻術の様なものが常に働いているため。飄々として掴み所の無い人物だが、実は思慮深く慈愛に満ちた人物。ヨーロッパではその名を知らない者は居ないと言われる程の実力者で大魔導とも称される。なお、未婚であるため子供もいない。


・テレサ・キルマイヤー副校長 Teresa・Killmayer

融通が利かない人物である為、ヘルマ校長からは堅物と言われている。しかし、副校長の役職は伊達ではなく、魔導士として、教師として実力は相当なもの。


・ゾーニャ・ビエロフカ(医務室のドクター)Sonja・Bierofka

魔法医療のエキスパートで学校職員の中では最年少の女性。若さ故か学生達と話が合う事も多く、学生達の恋愛事情に首を突っ込みたがる困った性分。また学生を揶揄う事も多い。酒はあまり呑まない様だが、何故かいつも酔っ払いの様な口調である。


・デニーゼ・ハネル Denise・Hanell

生粋のお嬢様。口調からしてお嬢様を絵に描いたような女の子。容姿端麗で成績優秀な一見非の打ち所がない人物かと思いきや、キツい性格なうえに嫉妬深い。プリーネの入学以前に付き合っていたディルクと別れているが、どうやら彼女の方はまだ諦め切れないらしく、更にはディルクに好かれているプリーネに対して嫉妬の炎を燃やしている。


・ペトラ・クレッフェルPetra・Kleffel

ディルクの父親の実姉で、実はクレッフェルコンツェルンに於いて一事業を任されている遣り手。非常に親切で物腰も穏やかな老婦人。ディルクの事が苦手なプリーネも、この老婦人には大いに心を開いている。学生時代はヘルマ校長の四年下の後輩だった。未婚。


・ヒルダ(ペトラ邸のメイド/老婆)

見た目も笑い方も童話の悪い魔女そのものではあるが、彼女自身は魔導士の血を引いていない一般人である。


・ヨハン・ヘンケル(魔法理論教諭)Johann・Henkel

定年間際の老教師。「枯れ枝」というあだ名を付けられているが、本人は知らない。


・マレーン(プリーネの祖母)Maren

既に故人。学生時代からヘルマ校長にとって無二の親友であった。学生時代は「天才のマレーン、秀才のヘルマ」と呼ばれたらしい。プリーネの名付け親でもある。


ウィトゥルス共和国(イタリアがモデル)


・ニコレ・ファブリッツィ Nicole・Fabrizi

プリーネが王立魔導学院で最初に仲良くなった女友達。快活でいつもマイペース。どこか体育会系な雰囲気を持っている。成績は可もなく不可もなしと言ったところ。



ザーリアー第三帝国(ドイツがモデル)


・ヴェルナー・ゲルリッツ少佐 Wernar・Gorlitz

普段は無表情で冷酷な性格。周囲からは面白味の無い男と思われている。参謀としては優秀だが仕事人間で機械的……というのが上官の感想。ちなみに彼のモデルは『ガンダム0080 ポケットの中の戦争』に登場したキリング中佐。


・オットー・ブンゲルト中将 Otto・Bungert

肥満体で下に厳しく上に媚び諂う、いわゆる無能軍人を絵に描いたような人物。書き終えてから『ラピュタ』のモウロ将軍っぽいな…と作者は感じた。


・ヒンケル総統(クロイツ党代表)

誰がモデルかは、もはや言うまでも無いだろう。名前はチャップリンの映画『独裁者』から取ったもの。


・その他の国名

バチカン(バチカン市国がモデル)

ロマノフ・ツァーリ正教国(ロシアがモデル)

ヤマト皇国(日本がモデル)本作未登場

ポラン共和国(ポーランドがモデル)

カロリング共和国(フランスがモデル)本作未登場

ヘルヴェティア連邦(スイスがモデル)本作未登場

マジャル王国(ハンガリーがモデル)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

魔導士見習いプリーネと再生の魔法 夏炉冬扇 @tmatsu

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ