09:あとがき / Nachwort

 二巻まで読んだ時点で、二次創作にマルクス絡みの作品があると知り「被るより先に撃たねば」と、本作の冒頭のみを叩きつけておりました。しかして殊の外その手の題材を扱う方はおらず、どうしたものかと思う内に半年が過ぎ、ようやっと既刊を読了した為にケツまで持ってきた次第です。


 劇中では歴史上の著名人物らしきがちらほら出てきているにも関わらず、第三帝国のアレだけは未出である、という部分に強引に結びつけての妄想ではありましたが、如何せん、個のチートによる戦線突破はあり得ようも無い幼女戦記の世界観にあっては、少々脱線した感は否めません。

 

 二話、三話辺りまでは原文を思い起こしながらキーボードを叩いていたものの、戦闘シーンなどは再度ページを確認する余力もなく、徐々に粗雑な内容に落ち込んでいったものと推し量ります。追々、改稿できればと思う所です。――が、全ては世の需要のあってこそ。面白い、読んでみたいと請われれば「なるほどこの作品には価値があるのか」と筆を走らせますし、そうでないなら無価値と断じ、他の作品に移ってしまう程度の人間でしかありません。畢竟とどのつまり、ご感想など頂ければ有り難いと。婉曲的に申し上げればそういった次第で、宜しくお願い致します。


 なお拙作がそこそこの評価を得られた場合に予定している次作は、セレブリャーコフ中尉を主人公とした「長者戦記」、やさしいロリヤおじさんを主人公とした「寵女戦記」、オーバーロードと掛け合わせた「幼女戦記 - Over Lord - 」の三本立てで考えております。


 末筆になりますが、この度は最後までお読み頂きありがとうございました。さらば何れ、何処かしらの約束の地ヒルトリアにて。かしこ。

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幼女戦記 - Also sprach Zarathustra -  糾縄カフク @238undieu

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