2055年。東京は、アンドロイドの街になった。

アンドロイドが社会に定着した、近未来の東京。人間とアンドロイドとの関係性を主軸に描く、SF小説。

リアルな近未来東京の描写が、とてもクール。ストーリーも軽々しいものではなく、シリアス系です。真面目なテーマに、真摯に取り組んだ、文学の香りのするSFです。

プラスティック・メモリーズというアニメの影響を受けたと作者さんが言っておられたので、その映画のファンの方は、より楽しめると思います。(私は、映画は未見ですが、小説は楽しめましたので、もちろん映画を知らなくても大丈夫だと思います!)

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