末永く読んでいきたい(っ´ω`c)

本作は骨董店『蜻蛉』のお品ものを買った人たちが視点になって広がる不思議な日常の物語です。  ストーリーを話しちゃうとダメなタイプの作品なので、素直に感想だけ……(でも語りたい……)。読んでいるとすごく心が癒されるような気がするんです。それはストーリーの終わり方とかじゃなくて、たくさんの物事の側面から小さな幸せを見つけさせてくれる話の造りがそうさせてくれるのかな……、人の心の脆さとか優しさとかが細い糸のように編み込まれて1つのまっさらな絹ような美しさを感じさせてくれるんです。きっといつ読んでも色褪せない不朽の名作ってこういう作品がなるんだろうなぁ……。もっとこの作品の物語が読みたいです。お店のお品ものが完売するまで。

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