リアルな職業でした
介護現場の実情、主人公本人の精神が徐々に蝕まれていく過程、周りの人々が壊れていく過程、全てとっても恐ろしい程リアリティに満ちています。現代のプロレタリア文学として評価されるべき完成度です。
少し現実と違う点があると指摘されていますが、人間関係や居る人間についてはリアルで引きこまれるように一気読みしてしまいました。私も離職経験があるのでその際に調べたり体験しましたが、もっと働いて…続きを読む
読んでいる内に思いました。介護にかかわる人間全てが日本人特有の『思考停止』に陥っているって。この状態、僅かでも救いがあるなら『思考停止して一点突破を図る』という『余計な事を考えない、思考停止…続きを読む
人は時には耐えきれないほどの苦しみを味わいながら、それでも前に歩き続けてきました。これからも、何かある、自分にも他の人にも何かあるけれど、目は前についているし、足は前に歩くようについている。
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