介護現場の実情、主人公本人の精神が徐々に蝕まれていく過程、周りの人々が壊れていく過程、全てとっても恐ろしい程リアリティに満ちています。現代のプロレタリア文学として評価されるべき完成度です。
介護職は本当に過酷です。都会の事情は分かりませんが、地方になると御年輩の方が多く、若者がいないので、とても過酷だと思います。家族の介護ですら大変なのに、血のつながらない御年輩の方を介護する。しかも…続きを読む
少し現実と違う点があると指摘されていますが、人間関係や居る人間についてはリアルで引きこまれるように一気読みしてしまいました。私も離職経験があるのでその際に調べたり体験しましたが、もっと働いて…続きを読む
私は医療従事者で、要介護者の方と接する機会も多いです。とは言っても、精々車いすを押したり道案内をしたりお話をしたりとかその程度です。それでも、高齢者の方との接するのは凄く気を使うし(耳が遠いから大き…続きを読む
人は時には耐えきれないほどの苦しみを味わいながら、それでも前に歩き続けてきました。これからも、何かある、自分にも他の人にも何かあるけれど、目は前についているし、足は前に歩くようについている。
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