それはオニキスように暗く蠱惑的な、とびきりに甘い砂糖菓子

半獣とも言うべきバルバロと人間の種族さや暗い歴史の変遷を描くダークファンタジー的な側面もあります。

人類側の欲望や決して褒められるべきではない社会性が押し出されていますが、そんな一性質の中でも異質な境遇のシェリーとバルバロのルロイの恋は、渓流を俯瞰する桟橋のように不安定なものであるように感じます。

種族も身分も立場も何もかもが、邪魔な要素でしかないことは悲しみではありますが、それでも心を交わらせる姿を、とても美しいと感じるのです。



真面目な感想終わりです。



ルロイとシェリーのイチャラブっぷりがちょういいですね!(語彙力の低下)

前半に至ってはシェリーが衣服身につけてない期間の方が長いんじゃねえかと、物語の本筋よりも気になってしまいます。

安定の文章力から放たれる触れ合いの描写は、棒が出ますね。

とりあえず8話までは読んで見るといいと思います。

糖分過多が懸念される甘みの踏襲に、脳をふわふわに溶かされるがいいです。