世界観自体はどこかで見たことがある設定の延長上だが、その使い方が丁寧かつ優れている作品。多くの登場人物がきちんと目的を持っているため、その世界で彼らが生きているということを実感できる良作。
『何も持っていない主人公がチートを得て成り上がる』というWEB小説では有り触れた展開なのだが、主人公と相棒の目的が完全に一致していないため、いつ破綻してもおかしくないという緊張感が常にあり、それが今後の展開を読み難くしている。
登場人物たちの『価値観のズレ』というのも面白く、それぞれの『価値観』を理解することによって『彼らがどんな環境で生きてきたのか』ということを想像することもできる。
文章に癖があり、多少読み難い部分もありますが、それを補っても余りある魅力がある作品だと思いました。
『科学文明崩壊の世界で、少年が逞しく生き抜いていく物語』を読みたいならば、ぜひお薦めします。
このまま丁寧に物語が進んでいくことを望みます。
主人公のアキラは、乱暴な解決策を好み、殺人を躊躇せず、他人を慮らない自己中心的なライバルポジが似合いそうなキャラなのに、作中の視点を固定して行動の理由を逐一開示されると、意外と魅力のあるアウトロー系主人公として見れるようになる。(o・∀・)b゙イィ!
他方ライバル(?)キャラのカツヤは、話し合いでの解決を好み(その割に解決策は提示できない)、殺人を忌避し(でもイザとなったら殺る)、他人(主に女や自分に賛同する人間)への気遣い溢れた博愛的な主人公ポジが似合いそうなキャラであるが、ライバルポジに据えられると性格や行動がやけに鼻についてヘイトの溜まるひたすらウザいキャラに成り下がる。( ゚д゚)、ペッ ハヤクタヒネヤ
世界観はメタルマックスから引っ張ってきてますね。
いや、大好きなゲームでしたし更に作者さんの拡張した部分、オリジナルの部分や伏線見えるとこが楽しみです。
大陸東部から始まり東端に行くのか?どこまでたどり着けるのか?
カツラギはマッドマックスの場面が浮かびましたし、ポストアポカリプス全開ですね。
少年は何処まで強くなれるのか?
メタルマックス+銀河鉄道999ですかね?
続きを早く読みたいと思います。
日本をイメージした廃墟とその名前、砂漠とビル群、でも土地の広さや地形を読むに砂漠化したニューヨーク周辺なイメージが浮かびますね。どちらかと言うと北斗の拳の1~2巻にありそうな景色が似合いそうです。
あと主人公の居る地域は東部で尚且つ戦車で戦うのがメインと言われる最前線ではないけれど近いとこの都市、のスラム街が住んでるトコのようですね。最初は西部と呼ばれる地域に居るものと勘違いしてました。
カツラギとの出会いではるばる遠くの東部最前線から武器を仕入れてきた!と読んだもので。
あとサイバーパンクと評される方々が居られますが、私的にはウィリアム・ギブスンのスプロール3部作、ニューロマンサーにあるイメージがでかく、本作品とは又別な気がしてならんです。
5月更新にて色々伏線の回収がありました。某掲示板ではキャロルが旧領域者との設定が確定とのことですが読み返すとセンタラルビルでのアキラとの出会った頃はそんな風情や伏線は感じられない書き方なんですよね。
どうであれこの先が又楽しみです。
しかしこれで又リビロスに苦しまなければならないのがキツい。(笑)
次の更新はいつだぁぁぁぁぁぁ