ああ、幸せ…幸せにサイズの大小はありません!

自分の周囲にもおそらくたくさんあるだろう、そんなサイズの幸せ。その喜びに直に触れているような、温かみのある作品です。
遅まきながら自分にも始まった恋。それを周囲でさりげなく応援してくれる親、同僚、上司。そんな暖かな空気が、恋の幸福感をリアルに描いています。
幸せに、サイズの大小なんかない。幸せとは、そこにあるだけで心を満たすもの。そんなことに気づかされます。

「本屋さんのクリスマスイブ」「おいしくないコーヒーの飲み方」を読んだ後に本作を読むと、その幸福感を一層深く味わうことができます。

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