私はコメ子

作者 如月芳美

142

54人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

米粒のコメ子さんが主人公の異色ラブコメ。

作者の絶妙なセンスに思わず突っ込みを入れたくなる作品。

精米されて一皮剥けた私は文字通り大人のコメになる
――実ってるから既に大人だろ?

ガリが仄かに頬をピンクに染める
――ガリは頬も何も全身ピンクだろ?

なるほど、米にとってのエリートコースは寿司屋のシャリだったか。
ほんわかしたハッピーエンドでお腹一杯になりました。

★★★ Excellent!!!

 想像したらご飯食べにくいじゃないか!

 寿司屋で扱う米ですから、新米でしょう。古米ってことはない。
 そして酢は熟成期間も考えると出荷されるまで半年以上かかる。いや、ほぼ一年後と考えて良い。

 ということは、新米として扱われる期間中のとても短い間に恋が成就したということ。この再会は奇跡的なタイミングとしか言えません。

 そう考えると、この短編には書かれていること以上のドラマティックな展開がある。

 そう気づいて胸熱でした。

★★ Very Good!!

お米にも、恋の花咲く。
そんな日のお寿司は、どれだけ甘く幸せな味なのでしょう。
「おう大将、今日のシャリはめっぽう甘いじゃないか?なんかいいことでもあったのかい?」
「いやぁ御客さん、それはあっしじゃなくてコメに聞いておくんなさいよ。まぁ聞くだけ野暮ってやつでしょうけどね」
そんな会話が寿司屋から聞こえて来そうです。So sweet!(笑)