豊かな想像力の母体を強く感じ、創造した世界観を表出するためのはっきりした意思を感じました。文章力というよりは、文体と感性がマッチングしているのだと思いました。
●第2回カクヨムWeb小説コンテスト SF部門 『夢園師』応募中 ●好きな作家 近代 阿部公房/遠藤周作/高村光太郎/森鴎外/ゲーテ など 現代 桜庭一樹/…
この荒唐無稽感満載のあらすじ、目次にJさん絡みの出自とくれば、やはり思い浮かぶのは舞城王太郎。しかし、読み進めると全くもって舞城フォロワーの文章ではないことが判ります。あちらの専売特許である暴力と疾…続きを読む
この作品が唯一無二の感性で埋め尽くされていることは間違いない。ただ、あまりに個性的すぎて、世界を覗こうとするたびに跳ね返されてしまう。作者と同レベルの極めて高い感性がなければ理解不能な部分が多い。正…続きを読む
読んでいて痛みを感じるような小説は久しぶりでした。文章の世界観に耽美的なものを感じて、心を奪われます。ゼロ年代の雰囲気を感じつつも、最先端な気分を味わえる作品です。
シュールな言葉の中にも、どこか純な薫りひきつけられる上質な読み物です。
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